覚えたことをアウトプットしてみよう!【歴史の学び方③】
覚えたことをアウトプットしてみよう!
アウトプットの実践例として、パッと思い浮かべるものは何でしょうか??
人に説明する、というのも一例ですし、単純に音読も、書くことも(声に出す、文字を起こす!)アウトプットにあたります。
つまり、暗記のためのベストな取り組み方は、聞きながら、書いて、復唱する、です。
ただし、英語や古典は、現代日本に生きる私たちにとって、ある意味「別の言語」ですが、歴史学習の関しては、研究のためにその国の文献にあたらない限り、一般的なレベルでは日本語で書かれた教科書、テキスト、資(史)料集、文献にしか触れないでしょう。言語的な弊害が少ないと言えます。(日本古代史を扱う人は、漢文(≠中国語)が得意である必要があるそうです。白文を書き下しで読めなければ、当時の文献を読み取って理解できないからですね。)
そもそも、教科書などは日本語なのですから、自分で音読すれば良いのです!自分で自分に聞かせる。一石二鳥ではありませんか?
さて、ここまでの内容では、暗記するものは「単語」や「文字」だというイメージが強くあるかと思います。
歴史学習では画像で覚える必要があるものもあります。思い当たるものはあるでしょうか?
例えば!
- 地図(国同士の関わりを掴む上で非常に重要です)
- 文化史で登場する作品 など。
こればっかりは暗記とはいえ、目で見て覚える部分が非常に大きい分野です。
私も、文化史に出てくる作品は、かなり苦労しました…。博物館や美術館で、一度でも意識して見たことがあれば、印象深いので、思い出しやすいものですが、全て見たことがある!なんてことはありませんから、資料集・図説とにらめっこするしかありません(苦笑)
(教科書より図説等の方が、掲載されている作品が多いはずですし、字面ではなく作品そのものの画像を見られると思うので、文化史の学習には図説をオススメします。)
それから地図。
国の位置関係は外交史と直結しますから、覚えておくと良いことがたくさんあります。(地理を学習している人は地形なども一緒に覚えると良いです👍)
オススメする教材は、白地図です。
例えばアフリカ分割や中国分割などの19世紀以降の植民地争いで、列強がどのエリアを植民地支配していたのか、色分けすると非常にわかりやすくなりますし、その作業によって格段に覚えやすくなります。
でも、世の中に売られている普通の白地図は、
基本的に、国境線が現在のもの、あるいは国境線が全く描かれておらず自分で描かなければいけないものであるかと思います。
当時の国境線は必ずしも現在と一致しませんし、また、国境線を描くことは良い勉強にはなると思いますが、正確に描くには難易度が高すぎます。(そこに時間を割きすぎるのももったいないです。)
そこで!ぜひ活用すると良いものが、
図説の付録である白地図作業帳です。
具体的に1つ挙げると、
帝国書院の『最新世界史図説 タペストリー』には、白地図作業帳が付いています。
最初の数ページでは、現在の世界の国々と主要都市を書くようになっています。(近現代史で必要な知識です!)それに続いて、古代史から順に、白地図が用意されています。「作業」として色塗りが指示されており、また他にも一問一答形式の問題も掲載されていて、一度学習した内容の復習に使うと非常に効果があると思います。
このような白地図であれば、国境線を自分で描く必要はなく、効率的に国の位置関係等を覚えられるのではないでしょうか。
自分で国ごとに色を固定する
↓↓↓↓↓ぜひどうぞ↓↓↓↓↓
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