一問一答の使い方【歴史の学び方[番外編]】
こんにちは。歴史Q&Aです。
以前3つほどアップした 歴史の学び方 ですが、今回はその番外編として
『一問一答』の使い方
をご紹介します。
※関連内容として、『用語集』にも言及します。
※あくまでも「紹介」です。私はこの使い方を推奨したいとは思っていますが、このやり方が合う人/合わない人、それぞれ必ずいらっしゃると思います。部分的にでも取り入れていただいたり、自分の使い方を見直す機会にしていただいたりと、どんな形でも参考にしていただければ幸いです。
いよいよ11月に突入しました。受験生の方であれば、冬休みはインプットではなく、どんどん問題演習に進んでいくと思います。
中学・高校受験生は過去問には多少の差はあれど触れているかな、とは思いますが、社会はここから!という人も多いと思いますし、大学受験生は冬休みには一度、共通テスト(旧:センター試験)勉強に切り替えると思います。
他の記事などでも何度か書いていますし、当たり前のことでもありますが、
歴史は暗記科目です。覚えていなければ、問題を解くことは出来ません。
一方、暗記科目であるからこそ、覚えている情報が多ければ、例えば選択肢問題で、消去法が使える、というある種のウラ技が使えるわけです。正攻法が最も使うべき方法ではありますが、出来ないときは仕方がありません。他の知識を持っているからこその消去法。有効活用すべきです。
それに、正攻法と消去法、両方使えれば答えに自信を持つことができます。
…それならとにかく知識を詰め込めば、と思うかもしれませんが、
暗記学習ツールとしてよくある『一問一答』をいきなりやるのはオススメできません。
まず、歴史得意です!好きです!という人✋!
ハッキリ言って、そのような方には、一問一答は必要ないかもしれません。でも、「皆持ってるしやったほうがいいかも…」みたいな気持ち、あったりしますよね😓一問一答に記載されている内容のレベルは、難関私立には対応していません。
ここで、センターレベルの勉強をするときの、用語集代わりにすることをオススメします。
両方お持ちの人にはわかるかなと思うのですが、一問一答と用語集には2つ、大きな違いがあります。1. 難易度 2. 掲載順序 です。
- 難易度 に関しては、上述の通り、一問一答は難易度は高くありません。それは一問一答だから、とも言えます。一方用語集の中には一部、非常に難易度の高い用語が掲載されています。…『用語集』ですから、細かい用語まで乗っている、というわけです。
- 掲載順序 に関して、一問一答は教科書掲載順と同じになっています。だいたい古代→中世→近世→近代→現代の時系列で、地域ごとにまとまっていると思います。一方用語集は、ある種の辞書、ですので五十音順に掲載されています。
以上の違いから、センター試験レベルのものまでは、毎度難しい用語集を開くよりも、一問一答を開いた方が、周りに関連する事柄も書いてある可能性が高いですし、用語の説明としても、問題文の部分が端的に表していると思います。
さて、お待たせしました…
歴史苦手です!嫌いです!という人✋✋✋!
一問一答を使うために、まず、教科書でも資料集でも何でも良いので、普段使っている教材で勉強の上、一度覚えてから、一問一答で確認するようにしてください。
例えば、教科書第〇章が覚えられたと思ったら、そこに対応している一問一答で確認する、という流れです。一問一答は、問題文側が用語の説明になっており、その用語を答える形になっています。そのため、用語の意味を必死に覚えずとも、答えは出せます。それを繰り返し、問題文までだいたい覚えられるようになったら、隠すことは出来ませんが、一問一答を逆に使う、ということもしてみましょう。用語を見て、その説明を思い浮かべれば完璧です。
さて、長々と書かせていただきましたが(毎回長くなりますね😓)、私が伝えたい大事なことは1つ、
一問一答を、とりあえず覚えるために、いきなり手に取るのはやめた方が良い
ということです。
暗記学習において、覚えようと思って一番最初に手に取る教材は大切です。自分の中で、その教材の内容(時代区分/地域区分を含む)が基準になるからです。
一問一答を基準にした場合、そのときに重要単語などは覚えられるかもしれませんが、その後、難易度の上がった追加知識が出てきたときに、対応しきれず、上手く処理できないことが考えられます。
『一問一答』は、あくまでも復習・確認用として活用してください。
以上が歴史の学び方[番外編]になります。
このように、ある特定のタイプの教材の使い方に関しても答えられる範囲ではありますが、紹介・回答していきたいと思いますので、お気軽にTwitter・質問箱・LINEへお問い合わせください。(リンクはトップページにあります!)
今後とも歴史Q&Aをよろしくお願い致します。
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